渋谷 La Playaのマテ貝は絶品!

江戸のグルメ

季節は夏である。夏らしいディナーを食べに渋谷のスペイン料理店に友といってきた。La Playaはスペイン料理の老舗である。さて、夏の逸品は何だろうか。

スペイン料理は大好きだ。
大好きになった理由は児玉シェフと
学生時代パリの北駅で知り合った
ことに始まる。

それ以来、何年間この店の料理を
食べてきただろうか。

今日はマテ貝を注文しておいた。
マテ貝は思い出の貝。
ベニスの海岸で老人が筆を砂浜に
入れて取っていた。

面白いぐらいの取れるので
ずっとその様子をみていたら
「こっちにこい」と言われて
老人についていった。

するとカフェに案内されて
マテ貝の料理を振る舞ってくれた。
その味が忘れられなくてマテ貝が
大好きになった。

マテ貝を見るたびにベニスの
老人を思い出す。

言葉もまともに通じない。
でも、カフェに案内してくれて
下手くそなイタリア語で一生懸命
話して、何とか会話になった。

そんな思い出のマテ貝を食べたくなった。
築地で朝早く仕入れに行ってくれた
シェフに感謝だ。

今日の料理はこんな感じだ。

前菜は野菜の酢漬けだ。
スペインでは普通に出てくる。
夏の暑さにやられた体にはお酢と塩が必要。
特に酢は体にいいのだ。
きゅうりはちょっとした工夫で美味くなる。

タコのマリネ。
タコを食べるのは地中海でも同じだ。
日本のスーパーにモロッコ産のタコが
売られているからね。

 

ガスパチョ。トマトのスープ。このガスパチョは最高に美味しい。
トマトときゅうりのアクセントがたまんない。
体を内側から綺麗にしてくれる。

 

生ハムはハモンセラーノだ。
この生ハムをキープした無謀な若い時を思い出す。

さて、登場したよ。マテ貝。あれ、小ぶりだね。何でかな。
国産のマテ貝だよ。
まあ、よく仕入れてくれたよ。
大きなマテ貝が好きなんだけど、小さいマテ貝も濃厚でうまい。

ニンニクがものすごく相性抜群だ。
マテ貝はニンニクとオリーブオイルだけでフライパンで蒸すのだ。
冷たいフライパンにオリーブオイルをひきつめてニンニクを入れて
加熱してニンニクの匂いがオリーブオイルに移ったところでマテ貝を
入れてニンニクを焦がさないようにする。

イワシのマリネだ。アボガドときゅうりとトマト。
うまいよ。塩味が少しきつめなのがいい。
白ワインがどんどん進む。

ミートボール
このミートボールはニンニクだけで煮込む。
ニンニクを膨大な数をみじん切りにして
鍋に入れて水をだす。そこにミートボールを
入れて煮込む。水は一切使っていない。
極上の味だ。ニンニクのにおいは、全くしない。

バスク地方の白いパエリア。これがうまいのだよ。

あさりは江戸前だよ。うますぎるかもしれない。

 

デザートはメロン。

スペインのコーヒーだ。
これでフルコース6800円は安い。

ワインを飲みすぎたので、ちょっと合計は一人12500円になった。
大満足なスペイン料理だった。

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