築地市場は２０１６年秋に豊洲に移転する予定です。この事実は知ってのとおりです。いま築地市場移転にともない熱い戦いが場外で行われております。これはすごいよ。
築地市場が老朽化と手狭のため豊洲に移転する。２０１６年秋までに完成する豊洲市場に飲食店も引越しとなる。築地市場の場内にある飲食店はすべて豊洲に移転するのかと思っていた。
ところが、考えものなのだ。
築地の地の利＝銀座に近い
豊洲＝遠い
よって、観光客を含めて豊洲に来るのか？
築地に来たお客さんは豊洲に来るのか？
この集客予測が見えてこないのだ。
城内にある飲食店と場外の飲食店はすこぶる仲が悪い。
仮に築地場内にある人気の鮨屋さん鮨大、大和が
築地場外に店を構えたらどうなるだろうか。
まず、連日大行列になるだろう。
場外市場の鮨店との競争は激化する。
たぶん淘汰される店も出てくる。
城内に入り方がわからない観光客が
寿司を食べたくて場外のすし屋に食べに来ていた。
築地場外市場は豊洲に市場が移転しても存続する。
築地場外市場は中央区に住む住民の生活市場であり
需要は見込めている。つまり、小売業は確実に残る。
築地場外での空き店舗需要は高く家賃が高い。
単価の安い商売はできないのである。
場外市場に進出してきた飲食店で
１０００円以下の単価で販売している
ところは固定客がいなければ倒産する。
新規参入が難しい場所だ。
客単価の高い店だけが生き残る。
回転が勝負の商売だ。
朝５時の開店から１４時には閉店する築地。
市場がなくなれば当然開店時間も変わってくる。
築地場内の店が場外に店を
構えることを相当警戒する場外の飲食店。
この勝負はどうなるのか。
鮨大、大和鮨は銀座に進出しても十分に戦える。
この勝負はどうなるのか。
