スターバックスで就職活動中の学生をよく見かけるようになった。時期なのかもしれない。皆さんの特徴はノートを広げてパソコンの画面をにらめっこしている。眉間にしわを寄せて、なにやら真剣なのだが女子大生が圧倒的に多い。就活の季節に新たな光景があるのだ。
パソコンの画面をにらめっこしているのは、リクルートスーツに身をつつむ大学生なのだ。かなり真剣にパソコンの画面をにらめっこしている。
手帳を広げて予定を見ている。予定表にはエントリーシートの締切日が書かれている。スターバックスで就職活動中の学生が多いのは何故なのだろうか?
Wi-Fiが無料で使えるから便利なんだそうな!しかも、珈琲は300円でおかわりは100円(税別)
企業の採用ページにアクセスして見入っている。特徴は業種を絞っていないことなのだ。食品会社を見ていると思うと建設会社のWebを見ている。
そして、エントリーシートをダウロードして打ち込み始めた。あまりに真剣なので見ていると文章はズタズタ!
なにを言いたいのかがわからない。そこで、我慢ならなくなり声をかけてしまった。
「それでは内定は無理だよ」
「なにが悪いのでしょうか?」
お、聞いてきたね。では、教えよう。
あなたの勝ったことを教えてください。
あなたの負けたことを教えてください。
あなたが引き分けたことを教えてください。
なかなか面白い設問だ。
勝ちとは成功体験のことを書くのだ。大半は部活の成功体験を書く。もしくは、受験戦争の経験談かもしれない。そんなことを書いても差別化にならない。エントリーシートの最初の設問は勝負なのだ。この設問で面白い、会いたいと思わせなければ面接のお知らせはこないのだ。
ここで書くのはこんなことだと思う。
勝ち
完璧に負けていたことを自分のアイディアでひっくり返し勝ったこと。たとえば、販売現場のアルバイトをしていてお客さんは買わないと思っていたがある言葉を加えることで皆さんに買ってもらった。
「今日は牡蠣が売れていないから売れ」
「美味しい牡蠣がありますがいかがですか?」
これでは売れない。
「三陸から特別に美味しい牡蠣が直送されました。限定です。いかがですか?」
キモは限定と直送という単語を混ぜたことだった。新鮮を直送!数を限定という言葉で注文のスピードをあげたこと。
負けとは
勝てない相手を苦しめるまでに陥らせ、勝ちにいき結果負けたこと。負けても自分が努力して負けた体験を書く。野球部が得意な設問だね。
だから、応援した体験でもいい。
引き分けとは
勝てると思って努力したが結果引き分けになり悔しい思いをしたことを書くのだ。
たとえば、意見が分かれたサークルの運営方針を反対派と賛成派の間に入り調整した経験!
この質問は人間性を見ている。
だから、部活のことだけを書くと落ちる。
なぜ、弊社を希望しましたか?
なにをやりたいですか?
ネガティヴなことは一切書いてはいけない。
営業はできそうにないので、総務を希望します。
営業ができない!つまり、人が苦手?
そう判断されてしまうかも!
設問を設定した人間の裏筋を読め!
これが大事さ!
馬鹿正直に書いても通らないよ!
文章は分かりやすく、短く書く。
知恵が回る人と認定される文章にする。
そうすれば、面接のお知らせが来る。
このスーツを着ていくと内定が出る企業もあります。
シャネル
この本にコツが書いてあるよ!
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