Facebookが動き出したぞ。このままではやばいと焦っているのがよくわかる。
存在感を示しつつも生き残るソーシャルメディアとしての考え方が大事な
時期に来ている。さあ、Facebookはどう変わっていくのか?かなり、いい感じだよ。
米国時間3月25日、Facebookのデベロッパー・カンファレンスF8が開幕した。
初日の主要な発表をまとめてお送りする。大小さまざまな発表があった。
注目の発表があったよ。
メッセンジャーが変わる
FacebookはMessengerをプラットフォームとしてデベロッパーに開放することに踏み切った。これによってデベロッパーはMessengerに新たな機能を追加できるようになる。GiphyのようなリアルタイムGIF画像検索、ボイスメッセージの声をいろいろに変える、チャットしながらお絵かきして友達に送れるようになる。
応用は無数に考えられる。
Messenger内にミニ・アプリ・ストアができたようなものと考えるとよいだろう。
YouTubeが没落する?
Facebookを利用したブログのコメントシステム(この記事の下にも設置されている)はたいへん実用性の高い機能だが、リリース以来アップデートがないままかなり時間がたつ。
今日のアップデートで、ブログとFacebookページでコメントがリアルタイムで同期するようになった。
つまりこの記事の末尾のコメント欄にコメントすると、すぐにブログとFacebookページにもそのコメントが反映する。
FBビデオがエンベッド可能に
FacebookはYouTubeの縄張りにも侵入しよとしている。
Facebookビデオが他サイトに簡単にエンベッドできるようになった。
もしかするとこれによってYouTubeにはアマチュアのホームビデオ的な投稿が減るかもしれない。
Facebookはエンベッド・ビデオにも広告を表示するのだろうか?
3Dのビデオ?
面白いことに、Facebookは3D全周ビデオをニュースフィードでサポートすると発表した。
ユーザーはビデオの再生中、マウスのカーソルで視点をあちこち動かすことができる。
普通のディスプレイで全周ビデオを表示してもそれほどのインパクトはない。
カギはFacebookが買収したOculus Riftにある。
バーチャル・リアリティー・ヘッドセットを装着して360°全周ビデオを再生するとそのインパクトは強い。
FacebookはニュースフィードのVR化を狙っているのだろう。
LiveRail?
FacebookはLiveRailを買収した。これはサイトやアプリ内の広告スペースを入札によって販売する広告マーケットプレイスだが、今回、2つの変更を行った。まずビデオに加えてモバイル・ディスプレイ広告をサポートした。また広告のターゲティングのために匿名化されたFacebookのユーザー・データが利用できるようになった。
Facebookアナリティクス
ようやく導入されるかな?
Facebookはアプリとユーザーについてもちろん膨大な情報を持っている。
今回Facebookはその一部をデベロッパーに公開する。
どんな人間が彼らのアプリを使っているのか判断する手助けとすることを決めた。
ということはアプリの危険度はさらに上がるな?