Appleは新しく発表した技術Taptics（タップティック）をベースとした技術を特許として申請した。その特許申請は仮想キーボードの設計に関するものだ。その構造は今のMagic Trackpadに似ている。つまりキーボードの物理的なキーを押し下げるボタンはない。
単なるアルミニウムの平面だ。その平板がタッチ方式の入力デバイスではなく仮想ボタンなのだ。
Appleは振動モーターで、ユーザに打鍵感を与える方式だ。
AppleがMacBookと１３インチのRetina MacBook Proに搭載したForce Touchトラックパッドと同じ方式だろう。
それによりユーザはあたかも実際にキーを押したかのような感覚をおぼえる。
キーそのものはまったく機械的な動きがない。
従来の仮想キーボードに対するユーザからの最大の批判にAppleが答えることになる。
この入力デバイスもソフトウェアによる構成が可能で各国の言語別にキーボードを生産する必要がなくなる。
また、使用者が日本語、英語、フランス語と使用しる言語によってキーボード配列を瞬時に変更することも可能になる。アクセント記号や特殊文字の入力を可能にするかもしれない。[F1]等に代わってファンクションキーに返信する。
MacBookなどのキーボードがこのような仮想入力が可能になれば、新しいことがいろいろできるようになる。
人間が埃（ほこり）をはらう必要のないキーボードとか、キー押し下げのスペースが要らなくなるので、超薄型のMacBookを作れる。
機械的な可動部品が一挙に少なくなるので、製品の健康寿命（まったく修理を要さない寿命）が長くなる。
キーのないキーボードから、打鍵感がないという欠点がなくなるので他社製品との差別化は強力にはかれる。
この技術が次期のiPhoneとiPadにも載るという予想はすでに多く出回っている。
次の世代のMacBookシリーズに搭載されるかもしれない。
