第二次世界大戦中フィリピンのレイテ島近くのシブヤン海で撃沈された戦艦「武蔵」の船体の一部とされる写真がインターネット上に投稿された。投稿したのはマイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏。ツイッターに「1944年に太平洋戦争で沈んだ戦艦『武蔵』がシブヤン海の深海1キロのところで見つかった」と投稿し大騒ぎになった。
「大和」と姉妹戦艦で世界最大級
旧日本海軍の戦艦「武蔵」は、全長が263メートル、幅38.9メートル。
同型艦の「大和」と共に当時としては世界最大級戦艦で今でもこの規模の
戦艦は少ない。
同型艦の「大和」と共に当時としては世界最大級戦艦で今でもこの規模の
戦艦は少ない。
サイズ的には東京駅とほぼ同じサイズだ。八重洲から丸の内までの幅と新幹線ホームの長さを全長として地下の横須賀線ホームが船底とかんがえればいかに大きな戦艦だったかがわかると思う。
戦艦武蔵は、昭和19年10月にフィリピンのレイテ島に上陸を始めたアメリカ軍に反撃するため、連合艦隊の主力としてブルネイからレイテ湾に向かいました。
アメリカ軍に暗号を解読されていたため作戦は筒抜け状態でレイテ湾の北西にある
シブヤン海で魚雷などを受けて沈没しました。この戦闘に約6時間を要しています。
この戦闘で武蔵の隔壁のすごさを知った米軍は大和との戦闘では片側しか魚雷を
打ち込まない作戦に切り替えています。
レイテ沖の海戦で、日本海軍の連合艦隊は多くの戦艦や空母を失い壊滅的な打撃を受けました。