インドで電通の鬼十則がはやっている

自由時間

 

電通

この会社は世界一の売上を誇る広告会社である。

この会社ははっきり言って体育会系の会社であり

やわな社員はドンドンやめて行く。

恐ろしいのは、電通の売上が1位であることは

周知の事実であるが、2位から10位までの

広告会社の売上を全て足しても電通には勝てない。

この強靭な電通を支えるのは社訓である。

 

電通にはこの十則がある。

 

一 仕事は自ら「創る」可きで与えれられる可きではない

二 仕事とは 先手先手と「働きかけ」て行くことで受け身でやるべきではない

三 「大きな仕事」と取り組め 小さな仕事は己を小さくする

四 「難しい仕事」を狙え そして之を成し遂げるところに進歩がある

五 取り組んだら「放すな」殺されても放すな 目的完遂までは

六 周囲を「引き摺り廻せ」引き摺るのと引き摺られるのとでは長い間に天地のひらきが出る

七 「計画」を持て 長期の計画を持って居れば忍耐と工夫とそして正しい努力と希望が生まれる

八 「自信」を持て 自信がないから君の仕事には迫力も粘りもそして厚味すらがない

九 頭は常に「全廻転」八方に気を配って一分の隙もあってはならぬ サービスとはそのようなものだ

十 「摩擦を恐れるな」摩擦は進歩の母 積極の肥料だ でないと君は卑屈未練になる

 

これに加えて責任三ヶ条がある

一 命令•復命•連絡•報告は、その結果を確認し、その効果を把握するまでは、これをなした者の責任である。
その限度内における責任は断じて回避出来ない。

二 一を聞いて十を知り、これを行う叡智と才能がないならば、一を聞いて一を完全に行う注意力と責任感を持たねばならぬ。
一を聞いて十を誤るごとき者は、百害あって一利ない。正に組織活動のガンである。削滅せらるべきである。

三 われわれにとっては、形式的な責任論はもはや一辺の価値もない。われわれの仕事は突けば血を噴くのだ。われわれはその日その日に命をかけている。

 

電通には特別な機械がある会社ではない。

全て人間の頭で考え行動する。

つまり、財産は人材。これしかない。

 

インドにおいてある日本企業がこの鬼十則と責任三ヶ条を英訳し

社員に唱和させている。

  1. Initiate projects on your own instead of waiting for work to be assigned.
  2. Take an active role in all your endeavors, not a passive one.
  3. Search for large and complex challenges.
  4. Welcome difficult assignments. Progress lies in accomplishing difficult work.
  5. Once you begin a task, complete it. Never give up.
  6. Lead and set an example for your fellow workers.
  7. Set goals for yourself to ensure constant sense of purpose.
  8. Move with confidence. It gives your work force and substance.
  9. At all times, challenge yourself to think creatively and find new solutions.
  10. When confrontation is necessary, don’t shy away from it. Confrontation is often necessary to achieve progress.

 

会社がものすごく締まり、生産効率があがった。

立ち上げから、たった1年で軌道に乗せた秘密はこれ。

 

この話は事実である。

 

今の時代になにがたりないか。

厳しさがないわけではない。

ただ、何かがたりない。

 

なんだろうか。

目標に突き進む行動に甘さがないか。

100の達成に80でよしとするとか。101でよしとするか。

100を達成する為になにをしなければいけないのか。

 

企業は大小に関わらず突き進む目標がある。

その目標に甘えがないか。

失敗を恐れていないか。

中小企業の経営者は環境の責任にしていないか。

酒に溺れていないか。

何かが足りないとぼやいていないか。

 

インドでの成功は、インド人の素直さだと言っていた。

これを守り、実行すればインドは世界一の工業国になれる。

素晴らしいコピーだ。

これを毎日唱和すればどうなるのか。

 

さらに、現場の職制には次の訓示をした。

 

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

 

山本五十六

 

明治の時代からなにが変ったか。

平成の時代は、教えることを忘れていないか。

若者を走らせる環境にないのではないか。

 

企業の衰退はなにから始まるのか。

企業の繁栄はなにから始まるのか。

物を造り出し販売する。

これが日本のあるべき姿

 

さて、この十則を読み返しなにをすべきかを考えよう。

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