2018年1月5日は築地市場で行われる最後の初せりとなった。今年の暮れには豊洲に引っ越すことになる築地市場。場外は全て残るけどね。さて、今年の初競りのマグロはどうだったか?
初競りの目玉はもちろんマグロである。マグロの初競りは気合いである。どこの仲卸業者も必死にお客様の注文に答えるべくベストを尽くして入札するのだ。
今年の最高値のマグロはマグロ仲卸業者のやま幸だ。マグロ問屋としては老舗中の老舗である。405キロの青森県大間産クロマグロが3645万円(1キロ当たり9万円)の最高値で競り落とされた。
ちなみにこのマグロは銀座おのでらが買い取って店で出された。すしざんまいは7連覇を逃したものの1キロあたり16万円のキロ単価が一番高いマグロを競り落として昨日から店舗でお客様にご提供している。
マグロの初競りは縁起物だ。だから縁起物を食べようと朝から築地の場外は異常な数のお客様で溢れていた。
初競りのマグロを客に無料で提供する店がある。鮨 一心だ。湯島にある一心は、毎年初競り当日と翌日にくるお客様にマグロと樽酒を無料で提供している。
今年の鮨はこんな感じだ。
刺し盛りだよ。
あ、初ガツオがある。もうカツオの季節なんだね。カツオ大好きなんだよね。
左がマグロの赤身、その上が氷見のブり、中トロと真ん中は大トロだよ。
大間のマグロです。青森県の大間はマグロを一本釣りする漁師さんが集まる街。大間の向こうの函館側では定置網でマグロを捕まえているけどね。
天然のぶりは赤いのですよ。
ちょっと口直しにこれですね。
イカの塩辛です。
鯵のなめろうはこれまたバリうま。漁師さんが港に帰る時にご飯を食べるでしょ。その時に味噌汁がわりに作るのがなめろうなんだよね。味噌で絡めて食べます。
正月なので車えび。
江戸前の車えびです。
かなり食べたからね。
鮨はこれだけかな。
赤身、煮ハマグリ、コハダ
金目鯛の昆布締め
そして、止椀は小さくお雑煮だよ。
ちょっと食べ過ぎました。
お一人様、15000円です。(お酒代含む)
本日18時から6日の2時まで営業しています。