視聴率の低迷が続くフジテレビの看板アナウンサー加藤綾子アナが２０１６年４月３０日に退職することが決定した。めざましテレビは４月１日で降板する。昨年夏に９月末日を持って退職すると情報が流れてフジテレビの社長が必死に慰留工作を行って退職は回避されたに見えた。突然の退職決定発表は、めざましテレビの番組で発表される異例の事態。何が起きているのだろうか。
加藤綾子アナは多分フジテレビ史上
最優秀クラスのアナウンサーだと思う。
まず、報道とバラエティ番組をこなせる
アナウンサーはまずいない。
ビートたけし、明石家さんまさんが
「あいつはほんまにすごい」と言わせる
ほどにアドリブで切り返す頭の早さには
感嘆する言葉がないと言っている。
新人時代番組で出演者から質問が出た。
「ところで、いつした？」
このちょーセクハラと取られても仕方のない
質問に加藤綾子アナは即答した。
「昨日しました」
スタジオは凍りつく。
新人女子アナが性生活を語るのか？
一瞬の貴重が走るその瞬間
「お掃除ですよね」と切り返す
頭の良さが受けて大抜擢を繰り返す。
朝の番組の担当アナは何時に出勤するか。
早朝の３時には出勤する。
メイクしてニュースを確認して
番組の進行を頭に叩き込む。
そして、本番を迎えるのである。
早朝３時に出勤して番組終了が
８時。すでに拘束時間は５時間だ。
これで終わることはなく
業務は続くのである。
バラエティ番組の収録もある。
当然、睡眠不足になる。
本人は体調不良を訴えても
同じ社員で特別扱いはすることが
できない。
ストーカーのように取材される
加藤アナを守る体制は整ってなかった。
当初はフリーアナウンサーの
事務所である「セントフォース」
との契約が噂されたが蓋を開けたら
「ジャパン・ミュージックエンターテインメント」
だった。
この事務所はフジテレビの視聴率アップに
貢献した芸能人が多数いる事務所で
フジテレビとは実に関係がいいのである。
そこで、加藤アナがフリーになっても
フジテレビの番組を続けることの
交渉に成功した。
加藤アナにしてみれば朝に
起きて仕事に行く生活リズムを
取り戻したかったはずだ。
CM、司会などの仕事をこなせば
確実に億単位の収入にかけあがれる
能力ある人材だ。
あと２ヶ月はめざましテレビの
看板アナウンサーとして頑張る
そうだ。
なんか寂しいね。
でも、よく頑張って退職まで
こぎつけました。
