予約の電話は必ず入れること。
はっきり言って、この鮨屋がコストパフォーマンス、
味とも総合評価ナンバーワン。
早い時間は湯島の芸妓さんと同伴できている人が多く、
目の保養になる。
事前に予約すれば、
8000円で煮物、
焼きもの、鮨、お椀が出てくる。
この鮨屋は昼の営業をしていない。
その代わり18時から2時まで営業。
よって、「あー鮨食いたい」と思っても
時計の針は23時なんて時にどうぞ。
京都、名古屋の医者の友達から
「22時に学会が終わるけど、美味い鮨屋ないか」と聞かれて、
「江戸鮨食べれます。湯島だけど」と教えて、大好評。
カウンターは禁煙で座敷は喫煙(掘りごたつ式)で
たばこの煙がカウンターに出始めると、
右奥の板が醤油を焦がし始める。
この焦げた醤油のにおいが食欲をそそる。
「何焼いているの」のカウンターの客が聞く。
「醤油焦がしてます。平貝の磯辺焼きいかがですか」
と聞かれて、みんな「はい」と手を挙げる。
この鮨屋の主は、江戸鮨発祥の鮨屋である美家古鮨の4代目
(カウンターの奥に写真がある)最後の弟子で、
仕事は本当によくやっている。
立ち板は2人。助が1人。
お好みで食べても、一人1万円以上払ったことがない。
つまみが、美味い。鯵のなめろう、イカの塩辛、平貝の磯辺焼はぜひ注文してほしい。
赤身が抜群に美味いので、赤身から無くなる。
遅い時間は、中トロ、大トロしかない時が多い。
ただし、漬は基本的にない。(たまにある)
「さあ、何からいきましょうか」の声に「今日の美味いところはなに」と聞けばいい。
金がないときは「8000円やって」と注文すればいい。(酒は入っていない)
蛸、鯛、鮃、赤身、トロ、鯵、穴子、干瓢巻 七貫、一巻きが一人前の基本。
たまご焼きは、「プリン」のような焼き方。
これが江戸の技。ちなみに、紫は使う必要なし。