築地市場が豊洲に引越をする。
では、なんで移転するのか。
築地の抱えた問題はなんだろうか。
築地市場は昭和10年に日本橋から引っ越してきた。
築地市場の老朽化は進んでいる。
たしかに、鉄骨の錆がひどく、たまに落下してくる
鉄骨もあるらしい。
問題は設計なのかもしれない。
まず、築地市場は鉄道輸送を前提に設計されいる。
今ではなくなったが、確かに昔は線路が引いてあった。
全国から運ばれてくる海産物、野菜、食肉など
築地の扱う商品は多岐にわたる。
そこで、トラックの運転手さんに聞いてみた。
夜中のピークには築地正門に入って出るまでに
4時間はかかるようになった。
大型トラックを止めるスペースがない。
しかも、どんどん入ってくる。
荷卸しをしていると次のトラックが待っている。
効率が悪い。
これは1980年代から言われてきた問題点。
どこかに引っ越さなければいけない運命なのだ。
昭和10年の引っ越しだって、日本橋市場が
狭くなったから築地に引っ越した。
引っ越し先に決まった豊洲。
この街はちょっとした問題を抱えている。
豊洲の放射能に汚染された土壌だ。
なんで放射能?
ここで、原子力船陸奥が解体された。
その時出た放射能だと言われている。
東京都は必死になって洗浄している。
築地に通っている飲食店のオーナーさんは
異口同音に豊洲は遠いと言っている。
でも、築地から車で10分で行く。
まあ、老朽化した危険な建物の
修理の限界が来ているなら仕方ない。
築地の場内の飲食店は豊洲にはほとんどが
行かないといっている。
豊洲は飲食店はフードコートに
なるらしい。
だから、老舗飲食店は築地の別の場所で
開業するか、それとも閉店するか。
悩みどころなのである。
築地の豊ちゃん
豊ちゃんといえば、洋食界の王様だった。
8月末で閉店した。
八千代などの老舗
大和をはじめとするすし店
吉野家第1号店
さあ、どうするのかな。
一方、築地の場外市場は移転しない。
こちらの場外市場は中央区の住民に
取っては食糧庫だ。
仮になくなったら、買い物は三越になる。
家計は確実に破産するだろう。
これでは、困る。
そして、場外の顧客がいる。
こちらの建物も老朽化しているけどね。
築地市場の楽しさは、場内と場外が
セットなんだけど。
ラーメンの井上
きつねやのホルモン
引越されたら困るでしょ。
おいらは、困ります。さて、今日も築地に行ってきます。
築地の市場
場内で一番回転のいいお店
中栄
場外のすし
紀乃重鮨
紀乃重鮨
築地市場
閉店した豊ちゃん
美味かった。
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カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス